大阪府道63号泉佐野岩出線のうち、田尻漁港を跨ぐ田尻スカイブリッジの主橋梁部(プレストレストコンクリート2径間連続斜張橋)の耐震補強工事にご利用頂きました。
常設の吊足場では、田尻漁港へ出入りするヨットのマストが足場に干渉して航行不能になってしまうという問題点を、ラック足場により解消することができました。
また、新たに実物大載荷試験を行って安全性を確認した上で、剛性をアップさせた床用トラス材をご利用頂きました。これにより、当初計画よりも左右のレール間隔を広げることが可能となり、レールの吊元をあと施工アンカーで主桁に固定する方法から、地覆取付ブラケット(あと施工アンカー不要)に変更し、主桁を傷めることなくレールを敷設することができました(添付図参照)。今回行った実物大載荷試験により、左右のレール間隔の最大値が24mから29mまで拡大し、さらに広幅員の橋梁にも対応可能になりました。
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